海の魚図鑑・番外・遠征釣行記&普段の釣行記

主宰するHP「海のお魚図鑑」の番外編、プチ遠征釣行記です。普段の釣行は、時間がない事を言い訳に、今まで書き残すことを一切してきておりません。
で、たま〜に行く、友人との「プチ遠征釣行」や、家族で行く「旅行がてらの釣り」ぐらいは、今後書き残していこうかなと思い立ちました。
お時間の許す限り見てやって下さい。 あと本家のHP『海の魚図鑑』にもお立ち寄り下さい。 トップページはこちら: http://www.h5.dion.ne.jp/~fishpage/
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串本強行プチ遠征釣行11
17:00、温泉付きのビジネスホテルにチェックイン。
この時点で、33時間ほど寝てない計算。
隣の建物に温泉があるのだが、今入浴すると倒れるんじゃなかろうか?
で、逆隣のコンビニで、蕎麦、ワンカップ、おつまみを買って部屋に戻ってしまった。

とにもかくにもシャワーを浴びて、シオシオを落とす。
飲んだら寝ちゃうなーと思いつつも、ワンカップをチビーっと。
撮りためた写真をノートブックに移しながらテレビを眺める。
テレビ番組が関西だー、、、で、20:00、寝てしまいました。
温泉も美味い物も、全て味あわずに・・・。
温泉好きの人からしたら、目の前の宝に触れずに砂だけ持ち帰るといったところでしょうか。。。




2日目、7:00。 ドッピーカン。
エサ屋で氷を買ってから出陣。 再度、串本港を徘徊する。




テトラには誰もいない。




赤灯台に続く堤防にも誰もいない。


15:00ケツカッチンと決めて、まずはここで、お土産の確保からスタート。
石垣島で買ったカゴ釣り仕掛けをチョイス。
とりあえずウキ下を4ヒロとって、ドッカーンと投げる。
デカウキが立って、10mほど左から右に流れたところで、勢いよく消しこむ。

巻いて巻いてー、糸ふけ取ってー、グイーッと竿を起こしてー、のっちゃったー、で、また巻いてー。
オホホー、楽しいー。

ゴマサバ
ゴマサバ

1投目から、焼いて良し、揚げて良し、煮て良しのゴマサバ君。
即効で首折って、ついでに腹ワタも手で取っちゃって、そのワタを海に投げ返す。
コマセになるかな?

ゴマ君ばかりでは困るので、ウキ下を5ヒロに伸ばして、ドッカーンと2投目。
10m左から右に流れたところでウキ入る、のビデオ再生状態。

マアジ
アジ

オホホー、まるっとしたマアジ。 ミドリっぽくて眼が大きいからメアジかも。
なんでも良い。
針に付いてる貝のキラキラが、効いているのかしら?
調子に乗って、もっと大きいアジを狙って、ウキ下を更に6ヒロに伸ばして、ドバシャーンと3投目。
ビデオ再生状態は続く。 ヒット!

ウヒヒ、アジ?サバ? 手ごたえ充分。
ここで、事件! 油断してました。
30m先から半分ほど引いてきたところから、急にズシッと重さが何倍かに増えて、竿が起きない。
あっという間に仕掛けが手前に突っ込む。

ノ・ノ・ノ・ノ・のーっと踏ん張って耐えるだけ。
手前5mのところで動かなくなった。 ガーン!
手前に根があったの?
ウキ下が長いからウキは見える。 でもビクともしない。
ガガーン! 潜られた。

只者ではないのだ。 待つのだ。
でもハリスは2号。 ハリもでかくない。
頭の中には、キラキラ輝くマダイを持って、胸を張って帰る自分の姿が・・・。
プツッ・・・ガクーッ。
しばし放心状態。

そこへいつの間にやら地元のオイチャン登場。
「どお?」
「たった今、手前に突っ込まれて、根に潜られました。」
「ああ、走って潜ったなら、コロダイかもねー。」(地元の言葉で)

コロダイ・・・・・ああ・・・・コロダイ・・・・あああ・・・・・コロダイ。
戦意、50%喪失。

関西で有名な、あの決めゼリフ、
「このままでは終われな〜い!」 とばかりに気を取り直さないと。

同じキラキラ付きの針がもう無い。
違う仕掛けで6ヒロ取って、バシャーンと投げるも、くるのはマルっとしたマアジかムロばかり。
オイチャンも横に突っ立って、30分ほど観戦。
気が付いたら、あっという間に、お土産分は確保できている。
でも、グイーンとか、ゴリゴリーっとかがこない。

「ガンバッテねー。ココは何がくるか、わからないからねー。」 と言い残しオイチャンも去っていく・・・。
エサ取りのムロが水面を覆いつくし・・・、、、気分を変えて、カゴを諦め、投げ仕掛けに変更。
マダイでもチヌでも良い。コロダイなんて言わない。
「な・ん・か・食えーっ」 と掛け声もろとも、30号の遠投用テンビンをブン投げる。


モミジガイ
  10投して10投とも、こいつら。
  見事にイソメをくわえ込んでいる。
モミジガイ





    底はモミジガイだらけですか?

    戦意、80%喪失。






場所を、堤防の内向きに移動。
内側の真ん中にそのまま投げ込んでみる。
運良くチヌでも来ないかしら?と。
きたのは、シロギス。
あとは前日と同じ魚たちのオンパレード。

この日は長潮、まだ干満が激しいので、タイドプールに行こうかと一瞬だけ思い浮かべる。
ここで正解は、帰りの途中のどこかのハマだった、と気が付いたのは、帰る道すがら。
とった行動は、串本港内をウロウロ。
このあとの3時間ほどの詳細はカットします。
果たして、前日と同じ魚たちと遊んで、時間を潰しちゃいました。

予定通り15:00納竿。 横浜帰着は深夜零時すぎ。

串本、南紀、紀勢・・・良いところ、ホントに良い海。
手放しで素晴らしい。

一つだけ。
釣り人に罪を被せるようにゴミを捨てる、悲しい人達のシーンを何回か見ちゃいました・・・。
これは、最近のどこの海でも一緒。 串本でもか・・・・と思いました。


南紀が、こんなに素晴らしいところとは、関東人には情報があまりにも少ない。
地理的な条件とはいえ、関西・東海の人たちだけの場所というのは、勿体無さ過ぎますね。

串本の私なりの独断総括は、いつかまたということで、
帰り途の話もカットして、なだれ込むように、脱稿とします。


(私の放ったホシササノハベラには目もくれず、アジしか食べない、串本港の口のおごった野良君。)

串本強行プチ遠征釣行10

(光る魅惑の生物)

4体の謎の生物のランデブー。
答えは後述します。

「未だ続くんかい」と家内に突っ込まれましたが、、、串本編の続きです。




潮岬灯台へ行く坂道の途中から、海中公園方面をパチリ。
ここで、潮岬灯台へ行くか思案してしまう。
行っても、もう歩けない・・・。
第一、自分がキケン。 上り下りができる自信がない。

潮岬灯台をショートカットする住宅地を走るルートを行く。
潮岬観光タワーに到着。
トイレ休憩。


(潮岬観光タワー)

絶景。 
正面に広がるのは海のみ。 南に来たって感じ。



(タワーの正面)

ああ、疲労と暑さで、海の方に近づいて色々と見て周れない。
広い芝生を見ただけで腰が引け、車に戻る。

グルッと潮岬をドライブし、大島へ渡る。
エサ屋のオバチャンお薦めの大橋の下。
橋を渡ったところに3台ほど車が止っていたので、誰か降りていたのでしょう。
でも立ち入り禁止と書いてあった。
串本は釣り人に寛容。




大島の初めの分かれ道を左折し、細い道を下ると、串本側に面した港に出た。
行こうと思っていた樫野崎とは逆方向の場所。




2つの堤防で1人づつ竿を出している。
左の灯台があるほうへ行ってみる。




堤防の向こう側の護岸はブロックになっている。
足元を覗き込むと・・・、水が少しキレイ。 底が見える。
いるわいるわ、大きい魚。 なんと、グレの群れ。デカイ。
その群れの横には、ブダイのような魚が悠然と泳いでいる。




座って何か釣っているおじさんに近づいてみる。
バケツの中に、ムツの子がいっぱい。
おじさんは「ムズッコ」と発音してた・・・。

釣り方がビックリ。 笑ってしまいました。
ノベ竿、ハリスの先にはサバ皮のようなものが付いた針1本。
あとはオモリもなし。何もなし。

ロープを水面に叩きつけるように、潮上にバシッとやる。
チョンチョンチョンチョンとルアーのトゥイッチよろしく横に引く。
すると、針の動きにつられて、ムツたちが追いかけてくる。
5回に1回くらいの割合で針掛かりする。

おじさん曰く、「これは、このふた月の間はできるんだ」 と現地の言葉で。
ムツたちの動きが、虫を追いかけるネコのようでユーモラス。
しばらくこの釣りに見とれてしまった。。。




行きたかった場所の一つ、トルコ船救助の美談の地、樫野崎を諦め串本に戻る。
朝一に寄った赤灯台に続く堤防。
地元のおじさんが一人アジを釣っていた。
やはり釣れないらしい。
そこへ、くだんの謎の浮遊物体登場。




おじさんも、「キレイやんなー」を連発し、見とれている。
「クラゲかいな?」と聞かれたのでお答えする。
「あれはアジの一種で、イトヒキアジの子どもです。」
「あれがアジかいなー」 と感心している。
ホントにキレイでした。



魚体は5cmほど、ヒレの長さは40cmはありました。
長いヒレが、よく絡まないなー、仕掛けはすぐ絡んじゃうのに、などと思いつつ。
で、4尾のランデブー、どうやっても釣れませんでした。
何をやっても関心を示さず、つかず離れず遊んでいました。


 続く・・・けど、次は、2日目分もまとめちゃいます。

串本強行プチ遠征釣行9 海中公園前のタイドプール2
ちぃっちゃ〜いオヤビッチャの赤ちゃん
(ちぃっちゃ〜いオヤビッチャの赤ちゃん、3cmありません。 大人のオヤビッチャはこちら

正式和名がオヤビッチャという、魚好きは知ってるけど、世の中的には変わった名前の魚。
カワイイんだけど、スズメダイ科で湧くタイプなので、釣り人には嫌われる。
魚は、強い日射は勿論、手のひらの体温でも火傷してしまうので、急いで撮影。


ギンユゴイ

まず採れたのは、このギンユゴイの赤ちゃん。
やっとでした。

腰くらいまでの深さのプールに、恐らく10種類くらいの稚魚がいたでしょう。
ソメワケベラに擬態している、ベラ科の赤ちゃん。
カエルウオ、スズメダイ系の赤ちゃん、ニザダイ系の赤ちゃん。

なかでも、採集好きがナミチョウと呼ぶ、チョウチョウウオ、トゲチョウと呼ばれるトゲチョウチョウウオ。
ひらぁーひらぁーっと泳いでいる。
小指の爪より小さい。
2本の網でなんとか囲い込むのだが、プールの幅が3mほどもあり、
あとちょっとというところで、網の向こう側をすり抜ける。
隣のプールにも同じ稚魚たちがいるのだが、やはり同じように逃げられる。

潮があがってきて、水の出入りも始まってしまった。
キビシー。
というところで網に入ったのが、かのギンユゴイでした。


カゴカキダイ
(カゴカキダイ、大人のカゴカキダイはこちら

1尾掬えると、続けて掬えるもので。
次がカゴカキの赤ちゃん。 プールの定番の稚魚。


オキナメジナ
(オキナメジナ、大人のオキナメジナはこちら

次はオキナメジナの赤ちゃん。
あんなに難しい釣りの対象魚である、メジナ科の赤ちゃんなのに、
案外あっさりと捕まるもので。
って、もっとコーラルなのが撮りたいのにー。
コーラルフィッシュのほうがスバシッコイ。

串本海中公園の周辺は保護区域になっているので、
沖縄で会得したビーチフィッシングもできないし・・・。


名称不明の巻貝
(名称不明の巻貝、ちなみに一応 水中。 水深10cmくらいだけど。)

ニセクロナマコ
(チョー定番のニセクロナマコ)


潮が上がってきてタイムリミット。
私も車まで引き上げ。
ここは外洋に面しているので、海の向こう側は本当にアメリカ。
当然、打ちつける波も荒いので怖い。
パチリとやりながら、急いで戻る。


串本海中公園の海中展望塔
(串本海中公園の海中展望塔)

あそこまで歩くのかー、と萎えた気持ちで海中展望塔を眺める。
汗で腕はシオシオに、眼はヒリヒリに。
考えてみれば、食事は? 食べてないじゃーん。

フラフラになって車に戻ると、車内は蒸し風呂。
ポカリスエットの一気飲み。
海中公園のチケット売り場に向って、観光客がゾロゾロと歩くのを眺めながら、
深夜にコンビニで買ったクリームパンを、1人でかじる。
うーん、しばらく歩きたくなーい。

15分ほど悶々として、念願だった海中公園の見学を諦める。
もう14:30。
午前中に電話予約したビジネスホテルへ直行するか?
で、ひと寝入りしてから、再度出かける? 
無理でしょー。 と1人問答。

いつもながらの、後ろ髪わしづかみ状態で串本海中公園を後にする。
潮岬と大島を観光がてら周って、どこかで竿が出せそうなら出してみるか?
エサ屋のおばちゃんが薦めてた、大橋の下とか・・・。 今の調子で降りれるのか?

串本大橋
(串本大橋)


 続く。
串本強行プチ遠征釣行8 海中公園前のタイドプール1
串本海中公園の海中展望塔
(串本海中公園の海中展望塔)


串本の西側の海へ降りてみたところから続き。
どこのタイドプールでもいる、アゴハゼ?の稚魚たち以外、魚は見当たらない。


ガンガゼとナガウニの仲間(シラヒゲナガウニ?)
 ガンガゼとナガウニの仲間(シラヒゲナガウニ?)

ウニ属やナマコ属はいっぱいいるのだが・・・。
場所移動。




ずっと岩場が続く海岸線。
遠くに串本海中公園が見えてきた。
岩場に降りてみるが、適当なタイドプールはない。
潮もド干潮に引いていて、水がない。

運悪くカンカン照りになってしまって、目に汗が入ってくる状態。
寝不足(ゼンゼン寝てない)ということも考えて、串本海中公園まで急ぐことにした。
疲労と熱中症で倒れてしまっては元も子もない。


串本海中公園は、絶対に行きたいと思っていた場所の一つ。
海中展望塔から見る景色を楽しみにしていた。

でも、今がド干潮。
先にタイドプールを見てまわらないと・・・・、ということで、海中展望塔は後回しにした。


串本海中公園前
(串本海中公園前の浜)

海中公園の駐車場から、浜に降りてみると、果たして良い感じの岩場がずっと続いている。

タイドプール

良い感じのタイドプールがいっぱい。
ところが、しばらく見てまわってもアゴハゼしかいない。
他の生物はいっぱいいるのに、魚類が・・・。
海中公園のすぐ近くなので、寄り付かないのかな?
クラクラするが、頑張ってしばらく歩いてみることに。


ケブカガニ
(ケブカガニ)

毛むくじゃらが動いてビックリ。
ケブカガニの実物を初めて見た。


ヒザラガイ
(ヒザラガイ)

岩に手をつこうとすると、ヒザラガイがいたりして、油断ならない。
フナムシも心なしか大型な気がするし。
間違っても、フナムシは、写真を撮りません。


カメノテ
(カメノテの群生)

波打ち際に近くなってくると、カメノテの群生で、更にギクッとしっぱなし。

カメノテ
(カメノテちょっとアップ)

自分でもちょっと気色悪いので、あまりアップにはしませんが。
西の方では、これを食べる、しかもお土産にまでするという・・・。
磯にいるこの状態を見ちゃうとちょっと。


浅いプール


浅いプールばっかりで魚が見えない。
もうちょっと深いプールを見つけないと、と思ったらありました、深くて広いプール。
岩の向こうはもう海。 やっぱりこういう場所でないと。
果たして、いるいる。 チョウチョウウオ類までいるじゃん。

10m先では、若いオネーサン3人が、シュノーケリングをしている。
カンカン照りの下、網を2本とバケツを持ったオヤジが、
かがみながら岩場をウロウロしている風景は、すっごい奇異に映るんだろうなー。
などと、ボーッっと思い浮かべつつ、自分にムチを入れ直してみる。
もうこのとき、時間は13:00をまわっていた。

 続く。
串本強行プチ遠征釣行7 ハリセンボンのハリー
砂浜とタイドプール
(串本の西側の海の堤防と、その横の砂浜。潮岬の西側の付け根あたり。)


ここまであっという間に、2時間近くを小魚と遊んでしまった。
疲れちゃったので、ハリセンボンをタイドプール用の網で掬って遊ぶ。
簡単に掬われちゃうっていうのも、魚としてどうかと思うが・・・。

ゼンゼン逃げずに掬われてしまうハリー君。

しばし、先端内側で串本のハリセンボン<ハリー>君と遊ぶ

掬われた直後の怒りのハリー 掬われた直後の怒りのハリー。

 ハリが網にささって
 取れにくいったら。



掴んでいないと転がってすぐに裏返ってしまうハリー 掴んでいないと転がって
 すぐに裏返ってしまうハリー。

 掴んでいるのもタイヘン。



浮かぶハリー 膨らんだまま浮かぶハリー。



プシューッと大きな音を立てて元に戻ったハリー プシューッと大きな音を立てて
 元に戻ったハリー。



しおらしいハリー しおらしい手乗りハリー。




やっぱり怒るハリー やっぱり怒るハリー。

 手が痛い痛い。



逃がしたら、もがくハリー 逃がしたら、
 海面でもがくハリー。



元気に泳ぎだすハリー プシューーーッと響く
 大きな音をたてて、
 元に戻ったらすぐに
 元気に泳ぎだすハリー。


バイバイ。アリガトね。

ハリセンボンで遊んだ人は知ってると思いますが、
膨らむときは、ボヨ・ボヨ・ボヨ と徐々に大きくなり、
しぼむときは、プシューーッ ととても大きな音を出す。
もーほんとにユーモラス。

つかまえ易いので、子供と遊ぶのには超オススメ。
トゲは要注意だけど。


ひとしきり休憩したので、あらためて先端の様子を見る。

河岸との間に沖堤
(河岸との間に沖堤。その向こうは地元のおじさんのお薦め、赤灯と呼ばれていた堤防)

外側の潮が流れている足元や船道は、なんとなく生命感が薄いような。
少しの間仕掛けを落としてみるが、釣れてくる魚はほぼ一緒。
沖目にいるはずの、アカササノハベラがあがってちょっとだけビックリしたくらい。


老夫婦

結構な荷物がのったポーターを引いた老夫婦がやってきた。
私の車の横に荷物を置いて、奥さんがにこやかに話しかけてきた。

関西圏の方で、田辺湾から更に南に流れてきたという。
田辺湾では魚のサイズが大きかった。串本は数はいるけどサイズが大きいのが来ない。
と奥さんの言葉。旦那さんはというと、もくもくと準備をしている。
で、一番先端の角に陣取って竿を出した。

この堤防の角
(この堤防の角)

ひとしきり奥さんと世間話。
話し終わると奥さんは、暑いからホテルに帰ると言って、旦那を残して帰ってしまった。
そういえば、だいぶ陽射しが出るようになってきて、厳しさが増している。
私も移動を考えていたので片付け始める。 (あのあと何か良いのが釣れたかしら?)


このとき既に11:00に近くなっていた。
この日は大潮で、12:00を過ぎると、ド干潮。
潮も止るし、タイドプールを見てまわろうと思っていた時間になってしまった。
マズイ、寝る時間をまた逃した。  でも頑張って移動。


タイドプール
(串本の初タイドプール)

串本の西側の海に出てすぐに堤防があり、その横に砂浜とタイドプールがあった。
串本海中公園までは、必ず行きたかったので、時間を割くつもりはなかったのだが・・・。
それでも、ついついウロウロしてしまう。
照り付ける陽射しも追い討ちをかけて、そろそろ歩くのもつらくなってきた・・・・。

 続く。
串本強行プチ遠征釣行6
怒っています
(怒っています)

サビキで小魚を釣り始めて、アナハゼメッキネンブツダイときたあとから続き。

コーラルなんて贅沢は言わないので、キレイなやつはいないかな?
と、サビキで中層あたりを探っていたら、元気よく竿先を引き込むHIT。


ナガサキスズメダイ
(ナガサキスズメダイ)

おーっ、上がってきたのはナガサキスズメダイ。(時間が無くて、自分の図鑑に未だ未掲載)
数種類はスズメダイを釣りたいと思っていたので、この時は素直に喜ぶ。


ナガサキスズメダイの胸鰭の付け根
(ナガサキスズメダイの胸鰭の付け根)

胸ビレをめくると付け根部分がオレンジ、他のヒレにも模様が入っている。

そもそもスズメダイ属は、わりと引きが良いしキレイな種類もいる。
ニモだってスズメダイ科。 群れるから釣り人に嫌われるのだ。
案の定、もっともっとと仕掛けを投入したら、ナガサキスズメが続いてしまった。
もしや、君たち、やっぱり大群?

コマセを撒いて、海の中の様子をうかがうと・・・、色んなのがいっぱい集まるー、楽しいー。
んー? どうもネンブー系、スズメ系にメッキ君が争っているような。


それではと、コマセから沖に離れたところの深目にサビキを落としてみた。
いきなり、ものすごい力でひったくられた。
1度目の突っ込みで止らず、アッサリと細ハリスはプツン。 全然サイズが違うぞー。
ナンダナンダ? 0.8号のハリスじゃ、こんな淀みでも無謀なのか? アミだぞ。

針が1個無いくらいは気にせずに再投入。
またひったくられる。 正体見せろ! と、ゆるーっと引き寄せ。
あっ、タモを用意してない。
ゆるーっと抜き上げ。


メジナ
メジナ

20cmオーバーのメジナ君登場!
よくあがりました。 自分でもビックリ。 じゃあー、さっきのは、君のおにいさん?
1号くらいの磯竿とレバーブレーキを出さないとダメか? 中通しでも今はメンドイなー。


普段なら、すぐに胴付き3本針か浮きフカセを生簀の横あたりに投げるのだけど・・・。
ここで回っていない脳みそが出した指令は、なぜか、「歩き出せ」。
違うのだ、と。 グレやチヌではないのだ、と。(思考の詳細は思い出せないけど)
他にも楽しいのが釣れるかもしれないのに。

あー、港の潮の匂いは、今の私にはドラッグのよう。
ただウキウキしながら、水面を覗き込みつつ、堤防先端に向ってトコトコ。
更に淀んだ角や壁際に、アミを撒きつつサビキを落としていく。


だってそこに魚が集まるんですもん。 ソラスズメも寄ってるじゃん。
さて、あがってきたのは、
キタマクラ(雄)⇒ナガサキスズメダイ⇒キタマクラ(雌)
って、淀みすぎじゃん。


でも、こんなところのベタ底には、ベラ属がいるのでは?
が〜ん、いました。 くっきり色のホシササノハ君。

ホシササノハベラ
(串本のホシササノハベラ


君ではなーい。 ほんの少しで良いのでコーラルなベラ希望。
水面あたりには、縦縞や顔をペイントしたようなベラの幼魚たちがいるのにー。

手を替え品を替え、オキアミ付けたりネリエサを付けたり。
でも、針に掛かってくるのは、オオスジイシモチ君とクロホシイシモチ君のネンブー系。
君ら速すぎ、口が大きすぎ。
同じテンジク属なら、珍しいテンジクダイはいないのか?


先端まで辿り着いてしまった。
先端内側にゴミが浮いているのだが、相変わらず小魚たちはいっぱいいる。
で、くだんのハリセンボン君。

ここまで串本港のいたるところで、大きいハリー君(ハリセンボン)たちがポヨポヨ泳いでいた。
この先端にいるハリー君たちは、ひとの仕掛けをイタズラして邪魔をする。
疲れちゃったので、釣りを休憩して、タイドプール用の網で掬ってやった。

怒りのハリー



        怒りのハリー君


 串本編、続く。 (次回のテーマはハリー君と遊ぶ?)

串本強行プチ遠征釣行5
アナハゼアナハゼのバスもち)

アナハゼ。 記念すべき串本でのフィッシュ1号。
ちなみに、アナハゼは、ハゼ科の魚ではありません。 「ハゼでは無い」のです。
なんとハゼ科の属するスズキ目でもありません。カサゴ目です。
関東では珍しいですが、関西では身近な魚らしいです。
しかも、放送禁止用語に近い、ものすごい地方名を持っています。
後述します。


先行の釣り人、地元のおじさんに話しかけるところから続き。
非常にあたりの良い、しかも <なんとか> お話を聞き取らせてくれる、優しいおじさんでした。
他で出会った年配の方々の言葉はむずかしかった。

地元のおじさん
(地元のおじさん)

もう一人のおじさんは、ちょうど片付け始めたところ。
とにもかくにも、「良いところですねー、串本は。」と正直な感想から話しかけました。
サビキでアジ釣りをしているけど、コマセはアミじゃないなー。なんだろうか?
などと思いつつ、いつもの釣り人トークに入りました。
聞いてみると、やっぱり今日はあまりよろしくないらしい。


帰るおじさんの釣果
(帰るおじさんの釣果。)

15cm弱のアオアジ(マルアジの子)。
サイズが小さいのばっかりだったので、生かしておいて、イカ釣りのエサにするとのこと。
本命サイズのアジがゼンゼンこないらしい。

ほう、ではどのくらいのサイズのアジが本命?
「釣れたぞー。」
ちょうど話の途中で、地元のおじさんが釣り上げました。

30cmオーバーの丸っとしたアジ。
オーッ、デカイじゃん! 関東なら沖のビシアジのサイズ。 針もデカッ。
本当はこの中〜大のアジが何本も掛かるとのたまわれる。 

聞き取り難いおじさん達の話をまとめると、
・沖が台風の影響でうねって、潮の流れがおかしい。
・この大潮で入ってきた水が冷たすぎる。
・水の中が見えないくらい、潮の色が真っ黒。

というわけで、悪いときに来たね、ということだそう。
まあ、釣りは悪いときのほうが多いのが相場・・・。

カゴ釣り仕掛けを出そうと用意を始めたのだが、大きいアジを見て考えてしまった。
氷もないし、明日帰るつもりだし、今あれを釣っても明日まで鮮度を保てない。
むむ・・・。ちょうど24時間くらい寝ていないので思考が変。

私にはサイズが大きすぎるなぁと、ワケのわからないことを言って、
おじさん達の背中側、港の内向きに竿を出すことにした。
とにかくアジではない魚を見たい。 寝なくてはいけないと思いつつ。
ああ、とにかく思考がおかしい。

堤防の内向き
(堤防の内向き)

台形の形をしたでっぱりで、目の前に生簀が浮いている。

堤防内側、目の前に生簀
(堤防内側、目の前に生簀)

何の仕掛けでやろうか? ダンゴ? フカセ? 胴付きを出そうか? カゴを出そうか?
一応全ての釣りが出来るように、道具と仕掛けとエサは持ってきている。心の準備が無いけど・・・。

すると、帰ろうとしているオジサンが、とーっても親切な人で、色々と解説・指導してくれる。
更には、私のカゴ仕掛けを串本仕様に変えてやると言って手に取り出した。
「とりあえずサビキで小さいのを狙います」と言ってはぐらかしたが、
あげく、お薦めの宿までメモしてくれた。
勝浦の宿だったので、ちょっと遠くて行けませんでしたが、ご丁寧にありがとうございました。
次の機会には、お薦め宿に行ってみたいです。
総じて串本の皆さんは人なつっこい方ばかりでした。

おじさんとのお話が盛り上がりすぎて、用意に時間がかかりましたが、
ルアーロッドでのインチキサビキに決定して第一投。
すぐさまHIT。で、くだんのアナハゼがファーストフィッシュ。

広島や四国の地域では、「ちんぽだし」という恥ずかしい地方名を持つ魚。
雄の腹に、立派な生殖器がとび出ているのでこの名前が付いているそうで。
なんと今回は雌(多分)しか釣れなくて、生殖器を撮影できませんでした。残念。


 

数分で3魚種。(見てのとおり、アナハゼの次はネンブーとメッキでしたが・・)
ここからは圧巻。
何しろ仕掛けを投入すると、2秒で何かがHITする。

しかも、しばらく毎回違う魚があがってきて、 ああっ、やめられない、止らない。
ちょっと試しに竿を出したはずが・・・。
すっかり夢中になって寝るのを忘れ、更に脳ミソとカラダは別人のようになっていくのでした。

 続く。
串本強行プチ遠征釣行4
紀伊大島と、くしもと大橋
(紀伊大島と、くしもと大橋)


国道42号からそれて、海沿いの側道を行くとすぐにテトラポットの岸壁に出た。


東に橋杭岩、正面にいかだ
(東に橋杭岩、正面にいかだ)

テトラはあまり足場が良くない。
そもそも誰もいない。

正面にいくつか筏(いかだ)が浮いている。
で、何人か乗って釣っている。
本家本元の紀州ダンゴ釣りでチヌ狙いだろうか。
早々に見切り。 とにかく港内を一度見てまわるのだ。


串本港内
(串本港内)

次に、新しくできたらしい堤防に入ってみる。
漁港内に大きな堤防をもう一つ追加したようなところ。

串本港内
(串本港内)

沖に長く伸びていて、ここもやれそうなのだが、だーれもいない。
東の方にも堤防があるので行ってみると、3Mほどの背の高い堤防に均等間隔ではしご。
上でおじさんが2人釣っている。初めての釣り人!

やっと聞ける。 堤防の上に登り様子を伺う。
ここは水面から高い。 5m以上ある。
やっているのはサビキらしい。 話しかけると、ちょっと要領がつかめない。
広いのに釣り人も少ない。 調子も悪そうなので早々に離れる。



河岸
(河岸)

西側に河岸の水揚げ場があり、セリをしている真っ最中。
本当は見学したい気持ちをぐっとこらえる。

とにかく、釣りをしている地元の人の様子か、でなければ釣具屋さんで情報収集しないと。
セリをしていた河岸の向こう側に出てみる。


串本港内
(串本港内)

地形的には一番奥まったところらしい。
たいへんな数の漁船が停泊している。
沖縄周辺を並んで通過している台風の余波で、沖がうねって操業できないのだろう。
足元を見ると、奥まったところとは言え、無数の小魚が見える。


足元の稚魚たち
(足元の稚魚たち)

この稚魚たちを見ると、やはり期待は大きい。
でも水色は変な色だし透明度も悪い。
もっと透き通った港の水を想像していたのだが・・・。


県水産試験場前の堤防
(県水産試験場前の堤防)

更に奥へ、県水産試験場前の堤防にやってくる。


県水産試験場前の堤防
(県水産試験場前の堤防から)

この堤防の正面は、養殖らしい筏がいっぱい。


県水産試験場前の堤防
(県水産試験場前の堤防の正面)

ここより奥は、大島と潮岬方面になってしまう。


この堤防の真ん中で、やっと2人の釣り人を発見!



これで様子が聞けるかしら?
この時すでに7:30に近い。

 続く。
串本強行プチ遠征釣行3
逆光って、景色を撮ると良い感じ。

宇久井から
(宇久井から)

熊野川を越えて宇久井(うくい)というところに出た。
ここもキレイなシチュエーション。
初めは、岬の景色を見て、もう勝浦に着いたかと思った。

宇久井の岬方面
(宇久井の岬方面)

ここもよくよく見ると、釣りをするには良さそうなところ。
地図を見れば、岬の裏側に宇久井港というのがあり、とーっても魚がいそう。
でも、ここらで釣りをする想像がゼンゼン無かった。悔しい。
まあ、このとき脳ミソは、お休み中だったのでしょうがない。

更に10分走ると、やっと懐かしの勝浦・浦島ホテルが見えてきた。
懐かしのと言っても、約10年前に一度来たきりだけど・・・。

浦島を空き地からパチリ
(浦島を空き地からパチリ)


で、更に走ること、約30分。
この時、6:20。
着きましたー、串本。

信号と看板

いきなり橋杭岩。

橋杭岩
(橋杭岩)

説明のいらない観光地。

駐車場にパトカーとおまわりさん、あと地元のおじさんが何やら話しこんでいる。
なんかあったのかな?

おまわりさんとおじさん
(おまわりさんとおじさん)


足元の浅瀬を見ると、浮いた油の下をクサフグたちが元気よく泳いでいる。

足元の浅瀬、真ん中にクサフグ
(足元の浅瀬、真ん中にクサフグ)

んー、油が浮いてるって・・・、キレイなはずの海、しかもこの観光地で?
案の定、おまわりさんたちと新たに来た鑑識のような人たちが、海を調べている。
どうしたんでしょう? 何かゴミですか?

構わず写真を撮り続ける。

橋杭岩
(橋杭岩)

その後、油がどうなったかは当然知りません。


観光MAP
(観光MAP)

さあ、さっそく港を、海を、見て回るのだー。
って、完全徹夜なんだから、少しでも仮眠しないと。

 続く
串本強行プチ遠征釣行2
国道42号が熊野灘に出て、すぐの海岸線で車を止めて外に出てみた。
もう海辺を見ずにいられなかったのだと思う。
時は、ちょうどピッタリ5:00。

熊野市駅近くから新宮方面を望んで
(熊野市駅近くから新宮方面を望んで)

熊野市駅近く、鬼ヶ城というところを過ぎてすぐの海岸線。
霧で霞んで幽玄的。
今思えば、私の頭もピントが合っていない状態。
きれいだな、くらいの発想しかなかったのでは。

振り返れば、日が出る直前の鬼ヶ城方面。

鬼ヶ城方面
(鬼ヶ城方面)

帰りの途で気が付き、今この写真を見ても判る、霞んだ中に薄っすら浮かぶ小さな堤防。
港があるのだ。
撮っていたこの時は、ゼンゼン気が付かなかった。
気持ちは「串本に行く」ばかりで、普段なら「見える景色」と「自分の釣り」をすぐに結びつけるのに。
要は、頭が回っていない。


七里御浜
(七里御浜)

2分走った先の七里御浜という、キレイに護岸された浜。
でも風避けというか砂避け、砂防のようなものが無い、関東人からすると不思議な浜。

釣り人、特にサーフの投げ師は喜びそうなところ。
なぜ、やってみる気にならなかったか?
それは、ここまできてシロギスもなんだかなーとこじつけたから。


七里御浜から鬼ヶ城方面
(七里御浜から鬼ヶ城方面)

振り返ると、日の出ももうすぐ。
これもこの写真を見て気づいたのだが、波打ち際に1人いるじゃないか。(ちいーさく写ってます)
超ドUPに引き伸ばしてみたら、案の定、釣りをしている格好。
ゼンゼン気付かなかった。


阿田和での日の出
(阿田和での日の出)

海岸線を走る途中、日の出を撮ろうとカメラを構えている御夫婦がいた。
阿田和郵便局前で車を止めると、果たして日の出が始まっていた。


阿田和郵便局
(阿田和郵便局)

パーク七里御浜
(パーク七里御浜)

一気に南国風のロケーション。


パーク七里御浜
(パーク七里御浜)

紀宝町ウミガメ公園方面
(紀宝町ウミガメ公園方面)

阿田和七里御浜のバス停で、同じ立ち位置から、パチリパチリ。
完全に、観光状態。 な〜んにも考えてない、思考停止。
時は、5:00〜5:15の間のこと。
一睡もせずの暁光に、アドレナリンはゼロ。

 続く
串本強行プチ遠征釣行1
熊野の朝日
(熊野灘の朝日)

憧れの海がいくつもあります。
南の離島・・・ 八重山諸島、奄美諸島、屋久島、種子島、甑島、釣り人の聖地のような五島列島。
チヌの対馬に隠岐、グレのメッカ高知、宇和海に瀬戸内。(南ばっかり)
いつかは行って、海を拝んで、魚を見つめて、自分も釣るのだ・・・。

その夢の場所の1つ、本州最南端、テーブル珊瑚の北限、黒潮の本流が直接かすめるという、
和歌山県串本町、潮岬。

とある7月中旬の日、
用事で東海に行った機会の折、ついで(?)に串本まで強行してみました。
コーラルフィッシュに会えるのではないかと夢に見て。

40を過ぎた、釣り人の根性を見したる! 誰に? どうして?
相当に無茶でした。体力的に。

ず〜っと以前、「紀伊半島釣り歩き」を計画したことがありました。
数日をかけて、伊勢→尾鷲or熊野→新宮→串本→田辺、といった具合で、
泊まりながら釣り歩く、だいぶ現実的なものでした。 それでも実現できませんでしたが。

伊勢・鳥羽、那智勝浦には、電車で旅行をしたことが約10年前に1回だけあります。
しかしそれ以外は、ほとんど西日本に足を踏み入れたことがなく、土地勘もイメージもまるで無し。
いえ、たった1回、ベイスターズのリーグ優勝の試合を見に甲子園へ行ったことはあった・・・。
今回、遠いとは解っていても、行きたい気持ちが勝って、本当に行ってはみましたが・・・・・。


伊勢道を抜けたのが深夜。
この時点で、串本着が朝になってしまうと焦ってみても、どうしようもなし。
早めに着いて、仮眠をしてから釣りをする目論見だったけど・・・。

道は、国道42号をひたすら南下すれば良いだけ。
それよりも工程、兎に角、予想を超えた田舎。
田舎というより、秘境のようなところもあり。
さらに当日は、濃霧警報まで出ていて、視界不良の状態。

紀伊長島から紀北町、尾鷲に至るまでの海の模様は、真っ暗闇の中を走っていたので、何も見えず。
空が明るくなってきて、景色がうっすら見えてきたのは、尾鷲から熊野に抜けるまでの山道。


熊野の山
(熊野の山)

霧の中を走る
(霧の中を走る)

幻想風景に拍車
(幻想風景に拍車)


たちこめた霧が手伝って、まるで絵葉書の中に入ってしまったかのような、
そんな幻想的な風景の中をドライブ。
これはこれで夢の中を走っているようで、素晴らしかったです。

車の外に出れば、鳥達のきれいな鳴き声でいくばくかの現実感がありますが、
車中にいて自然の音が遮断されていると、世界に1人の状態となり、生きている感覚もなし。
フワ〜としている。 正確には、時間が止まりかけている、という感覚。


大泊の海を山間から
(大泊の海を山間から)

山道を降りてくると、突然視界が開けて、尾鷲市大泊町の海が眼に飛び込んできた。
運転の緊張が、ほんのいくらかホッと安らいだ時間帯でした。

 続く。

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